1ミリのズレがジャンプを10センチ落とす
ジャンプって奥が深いなぁ。。。
って思いますね。
筋力がついても
跳べない日がある。
逆に、疲れてるのに
「あれ、体軽くね?」って日もある。
なんで?
練習量でもなく
体調でもなく。
筋力でもない何かが、
ジャンプには影響してるんじゃないか?
そんなことを考え始めたのは
とある日の練習中のことでした。
体勢がほんの少し崩れただけで、
ジャンプの高さが激減。
「少し」というレベルじゃなくて「激減」
数センチといわず、
数ミリレベル重心がズレただけで
力がうまく地面に伝わらない感じ?
これまでも同じことはたくさんあったけど、
今回は「ジャンプ力を上げたい!」って
特に頑張ってた時期だったので
よりその事実に敏感になってたんだと思います。
ってなことで今回は、
「重心が数ミリずれたら、ジャンプ力はダダ下がり」
「ってことはこれ修正できたらめっちゃ飛べるんじゃないの?」
ってなことをテーマに、
お話ししていきたいと思います。
フロントスクワットが、思い出させてくれた
ダンク再チャレンジを始めてから、
フロントスクワットをトレーニングに取り入れるようになりました。
いわゆる、
「バーベルを体の前、鎖骨あたりに担ぐスクワット」。
こんなやつね。

このフロントスクワット、
バーを体の前に持つ構造上、
背中が直立に近くなります。
で、、、
重量が重くなったり疲れてきたりすると、
どうなるか?
お尻を後ろに逃して誤魔化そうとするんですよね。
そうすると上半身が前に傾いて、
バーを支えられなくなる。
結果、、、
バーを落とすことになると。
でも、ここからが本題で。
このフロントスクワット、
ほんの少しフォームが崩れて重心がぶれた瞬間、
途端に重くなるんです。
マジ、、、
「だれか20キロプレートのせたんじゃね?」レベルで重くなります。
「ほんの少し」ってのが、
ほんとに1~2センチレベルの話で。
バックスクワットなら、
膝や股関節の使い方でまだ誤魔化せる。
っというより
「自分の強い部位」を優先的に使うことで
むしろ楽に上げることもできるのですが、
フロントスクワットでは、
そもそも、そんな小細工ができないのです。
ようするに、
「地面へ力を伝えるときの力の軸の重要性」が
もろくそ体感できる種目なんですね。
で、
この感覚に気づいたいときに、
ふと思ったんですよ。
「あ、これあのとき感じたやつと関係あるんじゃね?」
現役選手時代もトレーナー時代も、
同じような感覚はあったんだけど、深堀していなかったこと。
フロントスクワットが、
45歳のおっさんに思い出させてくれたわけです。。
あの日、なんか跳べた理由。
で、フロントスクワットやってて
「これって…」って思い出したこと。
約20年前の話ね。
現役バスケ選手時代に、
一回だけ「なんか知らんけどめっちゃ跳べるぞ?」
って日があったんです。
超絶苦手な片足踏切のジャンプで。
しかも、得意な両足ジャンプと同じくらい跳べたんです。
片足踏切って、ほんと苦手で。
両足と比べて10センチ近く?もっとかな?差があったんですよね。
でも、その日は差がほぼなかったんです。
しかも、
特別な練習をしたわけでもなく、
調子が良かったわけでもない。
超絶気合いを入れたわけでもないし、
謎のサプリをぶち込んだわけでもない。
練習中に、ふと。
「スコーン」って跳べたの。
今考えてみると、
筋力で跳んだ感じじゃないんですよね。
力んだ感じがしない。
むしろ、ポンっと体が跳ね返った感じ?
当時の自分にはその理由が全然わからなくて
「なんか今日、謎に調子よかったなぁ。」で終わってたんです。
が…
フロントスクワットの話に戻って。
「重心がズレた瞬間に力が逃げる」
「揃った瞬間に力が集まる(軸になる)」
「しかも、重量は重いのに体感軽い」
「重りがグン!って跳ね返る感じ」
この感覚と、
あの「スコーン」って跳べた感覚、 めちゃくちゃ近くないか?
ってことは?
あの日は 意識せずに力の軸が揃ってたんじゃないか?
まぁ、たまたまだけども。
20年越しの記憶をたどりながら
なんか、そう思えてきたわけです。。。
フォームじゃなくて、軸(力の流れる道)なのよ。
で、重要な気づきを一つ。
「軸を意識する=フォームを綺麗にする」じゃないってこと。
よく「高く跳ぶにはフォームが重要」って言うじゃないですか?
踏み込みはかかとから入って(ペナルティメイトステップ)
助走の力を受け止めてブロックステップにつなげる。
ブロックステップはややつま先を内側に向けて…
股関節は云云かんぬん…と。
まぁ、その通りなんですが。
でもね?
外見(フォーム)が同じでも、
実際に発揮されてる力の流れって、全然違ったりするんです。
それが軸(力の通る道)。
例えば、スプリント。
スプリントは
体の真下に足を接地し、
真下に短時間で大きな力を加えることが効率的と言われています。
(正しくはもっと詳しい説明が必要ですが、ここではざっくりと)
そのためにフォームの修正。
例えば、
「関節がつぶれないように腰を高く保つ」
「設置は足裏前半分で行う(かかとをつかない)」
といった注意点が与えられます。
が…
接地の形が同じだとしても
実際に発揮されている力が「真下」なのか?
それとも「後ろに引っ掻くような力」なのか?
これ、
フォームからは見えにくかったりします。
(差が大きければ足のフォロースルーでわかりますが)
これちょっとマニアックな話なので、
詳しくはまた別の記事で深掘りしますね。
記事が出来たら、リンク貼ります。
要するに、
フォームをただせば「狙った力発揮ができる」
というわけではないということですね。
んで、結局何が言いたいかというと。。。
「フォームがどうだこうだという前に、発揮したい力が発揮できているのか?が重要」
「発揮したい力を実現するには、力の軸(力の通り道)を意識する必要がある」
ということなのです。
じゃ「軸ってなに?」ってことになりますよね?
じゃ、軸ってなに?
「軸って結局なんなん?」ってはなし。
自分もずっとそこで詰まってて。
「重心」って言うと、足裏の話になりがちで
「力の流れ」って言うと、なんかボヤっとしてわかりくい。
で、今の自分なりの答えはこれ。
「バラバラの力を、ロス最小・力発揮最大の形にまとめた状態」
人間の体って、
動く時に無数の力が同時に働いてるんですよね。
しゃがんで立つだけでも、
関節ごと、筋肉ごとに、バラバラのベクトルが存在してる。
それを「完璧に一直線に揃える」のは実質不可能(関節あるし)で
どんな動きにもロスはある。
そのロスを最小限に抑えながら、
一番発揮したい力が発揮できるようにまとめていく。
その「まとまった状態」が軸なんじゃないか、と。
フロントスクワットで言うと、お尻を少し後ろに引く動きはロス。
でもそうしないとしゃがめないのでしゃがむ。
でも、その中で発生するロスを最小限に抑えながら、地面への力を最大に発揮できるように全身をまとめていく。
それが「軸を作る(意識)」って状態ですね。
ただ、
これってすごく抽象的なことで
「膝が〇度、股関節が〇度」みたいに定義できることではないんです。
だって、人によって体の大きさは違うし
自分であっても、その日その日の調子によって
各部位の筋力やコンディションも違うわけでしょ?
つまり、最適解というのは常に変わっているので
「〇〇すればは違いない」っというのはないわけです。
じゃあどうするのか?
常に軸(力の流れ)を意識して、
「これが最適っぽい」という「感覚」を研ぎ澄まして
実践できるようにすることだと思うのです。
あの幻のジャンプは
きっと、この条件がピシャっとハマった瞬間に生まれたんでしょうね。
自分はまだ実践できてないけど、でも、可能性が見えたよ。
「じゃぁお前は、その軸とやらを体得できてるのか?」
すんません。
まだ入口付近でうろうろしとります。
正直に言うと、
まだまだ再現できてないんですよ。
あの「スコーン」が来ない。
というか、
狙った時に再現できるほど理解が進んでいません。
(できてりゃ、既に豪快なダンクしとるし…)
が…
フロントスクワットをするときに
たまに「これじゃね?いま来てんじゃね?」みたいな瞬間は確かにあるし、
そういった時は、だいたい重量的にも動き的にも調子がいい。
ただ、
ジャンプとなるとスクワットよりも動きが複雑なので
軸(力の流れ)を感じ取るのが難しい…というのが本音です。
でもね?
「なんか知らんけどめっちゃ跳べた」
で20年間ほったらかしていた「可能性」に、
ようやく向き合うことができているし、
理解も進んでる。
フロントスクワットが教えてくれたのは、
「フォームを見直して…とか楽なことで結果出そうとしてんじゃねぇ」
「もっと感覚を研ぎ澄まして、軸を感じて自分の最適解をさがせ!」
ってことだったんでしょうね。
軸(力の流れる道)を意識したトレーニング、
このテーマにしばらく向き合っていきます。
また報告しますね。

